筆者が公式トレーニング以外に唯一活用した参考書がPMP試験合格虎の巻です。
PMP試験は受験料が高額なためプレッシャーがかかります。どうしても不安になるのであれこれ対策本や講習を追加購入したくなりますが、腰を据えて参考書一冊に取り組めば十分合格できる実力をつけることができます。
本記事ではどのようにこの参考書を活用したか説明します。
虎の巻の構成
第一部がPMP試験の概要
第二部が重点対策
第三部が模擬試験
となっています。第一部はPMP試験の受験情報がきれいにまとまっています。PMIのサイトに公開されている情報の編集なのでとばしてしまってOKです。実際のコンテンツは第二部と第三部なので、これらの活用法についてみていきます。
第二部の活用法
35時間の公式トレーニングを終えていれば、PMP出題範囲の勉強は一通りこなしている状態です。まずは各分野の自分の理解度を測るために、各章の章末問題を解きます。
1,2,13章はPMBOK冒頭部と倫理問題、3章から12章が各プロセス群についてです。
間違えた問題にはチェックを入れておきましょう。
章末問題で7割正解できていたらその範囲はOK、下回っている個所はその章の解説ページを一通り読みます。
全体で7割正解できるようになったら第三部に進みます。
第三部の活用法
第三部の模擬試験は、本番のPMP試験と同じように時間を測って取り組みます。
4時間で200問を解ききるスピードで回答できるか、時間配分を考えましょう。
また4時間という長時間で自分が集中力を保てるかも見ておきます。
本番試験の合格に必要な正答率は公表されていませんが、以前公表されていた時は60%でした。
本番試験は緊張して判断が鈍ったり、日本語訳が不自然だったりと点数が落ちる可能性がありますので、この模擬試験では75%程度の正解率がほしいところです。
(筆者は141/200と70%の正解率でしたが本番受験に駒を進めました。)
模擬試験実施後、本番試験までの活用法
本番試験までの間にもう一度、第二部の章末問題を一通り解きます。
正答率は上がっていると思いますが、意外と一周目で正解していた問題を間違えたりすると思います。そういった点を重点的に復習して、自分の知識の穴を埋めていきます。
本番試験直前の活用法
試験前日から当日にかけては、間違えた問題のみを一通り見直します。
第二部章末問題 一周目で間違えた問題
第二部章末問題 二周目で間違えた問題
第三部模擬試験で間違えた問題
見直したときに、「この用語、理解できていないな」というものがあればその場でPMBOKガイドか虎の巻を見返して解決してしまいましょう。
これだけ虎の巻の演習を回せば十分な試験対策になります。
受験対策の参考になりましたら幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。