2019年12月にPMP試験が改訂される旨がアナウンスされました。
(公開後追記:PMIからのアナウンスにより、改訂は2020年7月1日からに変更となりました。あわせて記事タイトルを変更しました。)
米PMIより、改訂後のPMP試験のアウトラインが発表されましたので、本記事にて概要をまとめます。
なぜ変更するのか?
PMP試験は、専門知識の進化や傾向を踏まえたプロジェクトマネージャーの責務の変化を調査し、3-5年ごとに試験概要の見直しをしています。前回の改訂は2015年でした。
今回の主な変更内容
設問の分類であるドメインが変更されています。
今回、3つのドメインが新たに設定されています。
3つのドメインとそれぞれの設問数の割合は以下の通りです。
- People ・・・全体の42%
- Process・・・全体の50%
- Business Environment・・・全体の8%
なお、現行のドメインは以下の5つでした。
- Initiating
- Planning
- Executing
- Monitoring and Controlling
- Closing
ドメインの分け方が大きく変わることが伺えます。
ドメイン詳細
新設された各ドメインは以下の内容を示しています。
- People・・・プロジェクトチームを効果的に率いるためのスキルや行動の強化
- Process・・・プロジェクト管理の技術面の強化
- Business Environment・・・プロジェクトと組織の戦略の関連性の強化
※日本語訳は筆者による
ドメインは更にタスクに分けられ、タスクを理解するための例としてEnablerが記載されています。
Peopleドメインは14個のタスク
Processドメインは17個のタスク
Business Environmentドメインは4個のタスク
が定義されています。
各タスクの詳細は別途記事をまとめます。
2019年7月29日追記:現行のOutlineとの比較をまとめました。
2019年PMP試験Content Outline改訂の新旧比較
改訂後のPMP試験の開始時期
改訂後のPMP試験は
2019年12月15日
から開始されます。
今すでにPMP試験対策をされている方は、改訂される前に受験日を設定して合格してしまいましょう。
PMIウェブサイトによると、受験者の多くは受験日の3カ月前に試験日を予約しているそうです。
これからPMP試験対策をされる方も、現行試験に十分間に合います。
本サイトでも現行試験での試験対策記事を多く執筆していますので、参考にしてください。
以下の記事は現行試験でも新試験でも試験対策として活用できると思います。
PMP試験で必ず出題されるアーンドバリューマネジメント(EVM)計算問題の勘所
本記事でまとめた内容は米PMIサイトで公開されている情報をもとにしています。
PMP® Exam will change in December
最後までお読みいただきありがとうございました。