PMPを受験するためにはいくつかの条件があります。条件のひとつが、35時間の公式トレーニングを受講する、というものです。
通常業務で忙しい中、35時間のトレーニング受講をする時間を確保することは大変です。本記事では35時間のトレーニング受講を戦略的に考えます。
35時間のトレーニングは35PDUではない
まずはじめに、PMP試験受験のための35時間の公式トレーニングを受講するのは、35 PDUを獲得することではありません。
35 PDUを取ればPMP受験ができると誤解されることがよくありますが、PDUはPMP資格を取得した人に対して発行されるものなので、受験資格のための発行はありません。
ですので、トレーニングを選ぶときには「PDUの発行有無」を見るのではなく、「35時間の公式トレーニングとして修了証が発行されるか」を確認してから選択するようにしましょう。英語の説明で Contact Hours Certificateの表示があれば該当していると判断できます。
オンラインかオフラインか
35時間のトレーニングを大別すると、以下があります。
- オンラインでのeLearning
- 対面での講義形式
対面での講義形式は、講義で分からなかった点をすぐに講師に質問することができる、PMP試験の心構えやポイントなどの合格に必要な情報も教えてもらえる可能性がある、といった点がメリットとして挙げられます。一方で、通学の時間が必要、集合研修なので聞き逃してしまった際に聞き直せない、三密リスクがあるといったデメリットがあります。
一方、オンラインでのeLearningの場合、以下のメリットがあります。
- 自分のペースで受講できる
- 繰り返し講義動画を再生できるので復習しやすい
- 通学時間がいらない
- 対面講義より比較的安い
- オンラインプラットフォームによってはQ&Aが充実している
- 三密リスクがない
オンラインのデメリットとしては、以下が挙げられます。
- いつでも受講できる反面、意思が弱いとなかなか受講が進まない
- 講師が受講生の反応を見てその場で内容をアレンジするわけではないので、合う/合わないが出てくる
筆者は、オンラインeLearningの方がメリットが大きかったため、オンラインeLearningの35時間のトレーニング受講を決めました。
オンラインeLearning の紹介(日本語対応)
35時間の修了証発行に対応したオンラインeLearningを紹介します。
まずは、日本語に対応したオンラインeLearningです。
合格率90%以上! カリスマ伊熊講師の「PMP®資格取得対策講座」
日本語でのオンライン講座は、 NTTデータグループのNTTデータユニバーシティからリリースされているこちらの対策講座が有名です。前編・後編の2つの講座に分かれており、両方を完了することで修了証を入手できます。
<追記> 2021年のPMP試験改訂に伴い、こちらのコースは11月末までのようです。現行試験での受験を考えている方はお早めに購入したほうがよさそうです。
<2020年12月8日追記>こちらのコースは公開終了となってしまいました。日本語でのオンライン完結eLearningで修了証が取得できるものは現時点では見当たりません。これから試験対策を始める方は2021年の改訂試験に対応したコースの公開を待ちましょう。
・・・実は日本語でのオンラインeLearningで修了証が取得できるものはこちらしかありませんでした。他に公開されているものがありましたらぜひコメント欄で情報をお寄せください。
続いて海外の講師が提供しているオンライン講座を紹介します。
オンラインeLearning の紹介(英語版)
Joseph Philips PMP Exam Prep Seminar - PMBOK Guide 6
筆者が受講したオンラインeLearningはこちらです。受講者数15万人以上で、星4.6 という人気講座です。
英語の字幕もついており、スライドに書いてあることで重要なことを強調して説明くれるのでわかりやすいです。
また、順に視聴していくと適度なタイミングで受験の心構えなども話すセッションがあり、単に知識を説明するだけでない点も魅力でした。
PMP Exam Prep SeminarTechnical Institute of America PMP Certification Exam Prep Course 35 PDU Contact Hours/PDU
米国でテクノロジーに関するトレーニングを提供しているTIAによるeLearningです。1万人以上が受講し星4.5と好評な講座です。
こちらも英語の字幕付きで視聴することができます。
PMP Certification Exam Prep Course 35 PDU Contact Hours/PDUPMP Certification: 35+ PDU Formal PMP Exam Prep _New PMP ECO
こちらは個人のPMP講師が提供しているトレーニングですが、1.5万人近くが受講済みで星4.6ととても好評です。
ただ、字幕がなく英語のイントネーションに特徴があるので、日本で英語学習をしていた人にとっては聞き取りにくいかもしれません。
PMP Certification: 35+ PDU Formal PMP Exam Prep _New PMP ECOまとめ
本記事ではオンラインeLearningを紹介してきましたが、筆者はやはり自身が受講した Joseph Philips PMP Exam Prep Seminar – PMBOK Guide 6 がおすすめです。
英語が苦手なら無理せずに、日本語でのPMP®資格取得対策講座を受講するのが良いと思います。
短期間で成果が出る英語コーチング【イングリード】
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事がPMP受験対策に役に立つことを祈っています。